信託報酬
ここで、信託報酬というものについて考えてみましょう。
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これこそが、信託投資ならではのコストであります。
前段でも書きましたように、これは投信を保有している間ずっとかかるもので、しかも保有期間や保有額などで変わってくるものです。
そして、あまりに信託報酬が安いのは考え物だと書きました。
特にこれはアクティブファンドの場合に言えることです。
アクティブファンドとは、ファンドマネージャーが積極的に(アクティブに)銘柄の調査などを行いその判断に基づいて運用していくので、ファンドマネージャーの腕の違いが出てくるのです。
インデックスファンドの場合は、指数に連動させるので、マネージャー独自の判断が入る余地がほぼありません。
これが、システムファンドと言って、コンピューターの指示通りに運用していくようなファンドになるともっと「実力の違い」の入り込む余地がなくなります。
しかし、指数に連動するから、あるいはコンピューターが指示を出すからと言って、必ずその目論見通りに相場が動くというわけでもありません。
いちばん頼りになるのは「匠の技」で、歴戦の雄の判断で自分の大切な資金を運用して貰いたいと考える人も多いのです。
そこでそのアクティブファンドにかかる信託報酬というのは、言わば積極的な経費の投入と考えても良いですね。
これは、先ほどの例にも出しましたが、良い翻訳をしてもらうためには、単価が高くても経験と見識の豊かな翻訳者に仕事を依頼する必要があります。
また、外国語を良く知っていても日本語がてんで書けない翻訳者というものもいるのです。
しかし、コスト削減を追求するあまり、お金を積極的にかけなければならないところを削減対象にするために、業務上の不都合が起こることが多いのです。
ですから、もしアクティブファンドを購入して、歴戦の雄の実力に自分に資金を託してみようと思われるのでしたら、信託報酬の多寡にはとらわれないようにすることが大切だと思います。
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